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「柳緑花紅」 という禅語がございます。
医院の庭に広がる緑の苔と紅に照るもみじ。
 我々は子供のころ、 こうした眼前にひろがる風景を
  あるがままに受け入れることができました。
しかし、 大人になりますと
 あたりまえのことを疑いはじめることで
  さまざまな苦しみが生まれてきます。

「別無工夫 放下便是」
健康でありつづけるためには
 別に特別な薬も治療もいらないのです。
もっと自分自身を信じてあげてください。
  私たちの体は、大自然の一部であり
   みなさま一人ひとりに
  元気になろうとする力がそなわっているのですから。

東洋医学には
 「標治」 「本治」 という考え方がございます。
たとえば、 みなさんが風邪をひいたとき
 頭が痛いとか、 熱があるとか
  そういった表にあらわれる症状を治すのが 「標治」です 。

これにたいして
 風邪をひきやすい体質そのものを
  改善しようとするのが 「本治」 にあたります。

西洋医学には、 抗生物質や消炎鎮痛剤といった
 「標治」 のための便利な道具があふれています。
しかし、 残念なことに
 「本治」 という姿勢が
おろそかにされてきました。
診察室の壁には、 珪藻土をぬり 
天井に和紙をはりました。

私たちは
東洋医学のすばらしさをみなおし
  鍼治療、 遠赤外線による温熱療法
そして漢方治療を積極的にとりいれることで
  「本治」 をめざしています。

また、 超音波、 心電図、レントゲンなどの
 みなさまの大切な検査データは
  最新の電子カルテにより
   効率よく保管されていきます。
これにより、すべての検査結果は
 情報提供書というかたちで
  お持ち帰りいただけるようになりました。
木と障子につつまれたやさしい空間で
肩こりや腰痛の「手当て」をいたします。
待合室には山野から手折ってきた
季節の草花をかざります。
診察室におかれた、水目桜の机と椅子からは、
木のぬくもりが伝わってきます。
悩んでもどうしようもないことに
  こだわらない勇気をもってください。
それは、 決してあきらめではなく
  病と闘うために
    本当になにができるのかを知る
                第一歩なのです。
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